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池谷分岐:JR四国 高徳線 × 鳴門線

アシヲヂ / ashiwodi

池谷分岐:JR四国 高徳線 × 鳴門線 V字型配線の分岐駅 2022年9月見学徳島県

【分岐の景】2022年9月見学
JR四国池谷駅は高徳線の途中駅ですが、鳴門線の起点駅でもあり、両線の分岐駅となっています。当駅の開業は、現撫養駅から当駅を通り吉野川左岸の古川駅まで阿波電気鉄道が開業した時で、現在の鳴門線~高徳線の一部ルートを通っていました。当時は現位置より約500m鳴門寄りにありましたが、その後現板野駅を経由し鍛冶屋原駅へ向かう路線を開業するにあたって現位置に移転し分岐駅となりました。そして高松方面への路線が開業し、高松~徳島間が高徳本線、池谷~鳴門間が鳴門線となりました。
構内の配線は非常に特徴的なものとなっています。徳島方面からの単線線路は駅手前で4線路に分岐し、そのまま高徳線2線と鳴門線2線がV字型に配置された線形となっています。徳島方面から見て左側が高徳線、右側が鳴門線で、それぞれの線路が左方向、右方向へとカーブを描き、両線線路に挟まれた位置に駅舎があります。高徳線・鳴門線ともに島式ホームが線路に挟まれた、列車行き違いが可能な配線となっており、1,2番のりばが高徳線、3,4番のりばが鳴門線となっています。分岐点は徳島方の分岐器群、分離点も分岐後の直近位置となります。ちなみに鳴門線は施設上の起点は池谷駅で鳴門駅へ向かう方が下り方向ですが、運転上は高徳線に合わせて徳島へ向かう方向を下りとしています。

分岐の形式  :事前分岐型
構内配線の分類:線路別

※分岐駅の形態別分類 http://railscape.blue.coocan.jp/junction/junction-3.htm
 鉄路ノ景/分岐の景 http://railscape.blue.coocan.jp/junction/junction-2.htm
 鉄路ノ景 http://railscape.blue.coocan.jp/railscape_top.htm